30倍楽しむアイディア集

【〜 私塾を作ろう 〜】


第五章:集団と個を調和させた咸 宜園の人づくり・・
「広瀬淡窓の独自な教育法とは」
  • 中国最古の詩集「詩経」の言葉:「咸:誰で も」、「宜:よろしい」、「園:場所」→学問 に対する意欲のあるものであれば誰でも受け入 れる【三奪法を掲げた、身分、年齢、賢愚を問 わない】

  • 自分の行いを自己採点し「万善簿」をつけ る・・善行塾生にナシをふるまうと善行「白 ○」、猫を打つと悪行「黒●」で自分の日常の 行動の善悪を几帳面につけ続けた。
第六章:私塾に学ぶ21世紀の人 材開発
  • 1日作(な)さざれば、1日食らわず :唐の高 僧百丈懐海(ひやくじょうえかい)の言葉

  • 感動人間をつくる教育を・・人間というもの は、考え方、心の持ち方ですべてがかわってく る。→教育のまず第一歩は、心に感動を持った 人間、正しい考え方を持った人間にいかに導い ていくかということである。

  • 志のないリーダが多すぎる→子供は 親の後姿を見て育つ、社員たちは、トップに習う→学校に おいては、子供たちは先生の姿に学ぶ

  • 21世紀は“試験上手な人間”はいらない→松 下幸之助は「自分には、失敗はない」
    なぜなら 「諦めるから失敗というのであって、ずっとそ れを続けていれば失敗はない」

  • リーダの条件の第一は、“率先垂範” というこ とである
第七章:“私塾精神”が企業を発展 させる
  • 渋沢栄一は【「片手に論語、片手に算盤」】と いう言葉で人間教育・道徳教育の必要性を説く

  • 京セラの稲盛和夫会長の考えは、「仕事の結果=能力×熱意× 考え方」 →天分(もって生まれた能力)を熱意×考え方によりカバーできる。
    【なかでもことさら大切なのは「考え方」 =人間として何が正しい(プラ ス)のかである】 *最後に考え方が誤り(マイナス)だと、全て のことが悪い(社会にとって害になる:例オウ ム教団)

  • “超ムカツク”に感じる若者の心の渇き・・現 代のモノとカネの追っかけこの生活には、心の 満足や、自己の充足感を得ることは、決してで きない。
    こうして現代人は心にどことなく不満 を募らせ、イラだっており、空漠とした気持ち を感じている。【はっきりした理由もないのに ただ、なんとなくイライラと自分勝手になって いる状態】
    例、少し前は、“頭にきた”だった →頭にくれば、大声で怒鳴り返せる(不満の内 容がハッキリしている)状態

  • 85歳(1980年)にして政経塾 をつくった 幸之助(1989年亡くなる)の執念・・日本 をよくするには政治をよくすることが第一

  • どんな人間なら真理、自然の法則にかなった当 たり前のことをやれるのだろうか?→それを幸 之助は「素直な心」だと言う。
    【素直な心とは とらわれない心、物事をありのままにみること ができる心】→素直な心を持つということは最 も難しいことである。素直になるということ は、エゴを捨てるということで ある

  • 明治人にみる志と精神の高さ・・「大隈重信」 の早稲田大学、「福沢諭吉」の慶応義塾大学、 「新島譲」の同志社大学、「津田梅子」の津田 塾、「渋沢栄一」の東京商科大学(一橋大学の 前身)

  • 学校に任せてはおけない。政府にも任せておけ ない。現代のこの荒廃した“精神劣国”日本を 救うのは私塾だ。
第八章:「私塾」で人づくりに立ち 上がった人たち
  • 人は指導者によって驚くべき能力を発揮す る・・人間の能力というものの奥深さを感じた ものだが、一方において改めて【「やればでき る」】を再認識した。(大西さんの富山工場で の体験より)

  • 中小企業経営者に経営道を教える「盛和 塾」・・京エラ会長稲盛和夫氏が主催・現在4 8支部2500人会員

  • 「よりよい人生とは何か」→それは「世のた め、人のため」に生きることなのである。その ことはとりもなおさずエゴを捨て「利他の 心」 を持つということである。

  • 誤った“平等主義”がエゴ を育んだ・・たとえ ば学校の成績表でもランクづけもダメ→各人の 能力は異なるものだし、各人それぞれ得て不得 手というものがあるのだ。【各人の長所や短所 を正しく示してやることは、各人が自分をよく 認識し、また他人を評価し尊敬するという心を 育むはずである】

  • 菊池康郎さん・「緑星学園」(囲碁)・中村功 氏(東日本ハウス)「志功塾」・五十嵐申人氏 (アイワールド)「経営理念が素晴らしい」

【追加した部分】
  1. 教育の基本・・・山本五十六元帥のことば
    (先生が)やってみて、(生徒に)させてみて、(先生が)褒めてやらね ば、(結論)人は動かじ

  2. 人間を磨くのは「人間で磨く」

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