インターネット市民塾
かわら版編集委員 宮原早百合さん取材記事から転載
★元気な先生「柳原正年先生(社会人大樂塾主宰)」取材記
(1)
インターネット市民塾の関係者(講師・受講生・興味ある方)のみなさまお待たせしました。今回は、市民塾の生みの親ともいえる、このインターネット市民塾を代表する先生でいらっしゃる、柳原正年先生を先生の主宰される富山社会人大樂塾にお訪ねしました。先生は、富山県民カレッジ自遊塾、さらには、我らのインターネット市民塾の創立から現在までに、ずっと関わってこられました。柳原先生のご健闘のおかげで現在の自遊塾・市民塾があるといっても過言ではありません。かわら版では、先生のこれらの講座や独自に主宰されている富山社会人大樂塾、さらにはエコマネーについての先生の熱(あっつ)〜〜〜〜----イ思いを語って戴きました。
柳原先生の市民塾での担当講座(平成15年度)
- 元気作りセミナー・夢たまごネットワーク学
- たかが桃太郎、されど桃太郎
- シニア情報生活アドバイザー養成講座
〜あなたもパソコンアドバイザーになって自己実現してみませんか〜
プロフィール
- 富山社会人大楽塾代表
- ニューメディア開発協会シニア情報生活アドバイザー
- 日本レクリエーション協会余暇生活開発士
- 元気シニア応援ネット代表
- 異業種交流しごとおこし「ちくじん」富山代表幹事 その他
県民カレッジ・インターネット市民塾と柳原先生との関わり
- 富山県民カレッジ(一般市民を対象とした新しい形の講座)を開いた先駆者
- それまでの富山県民大学は、有名人・著名人を招いての講演が主であったそうな。
- 当時の富山県民カレッジから生涯学習の形を広げた講座(自遊塾)開設に向けてアドバイザー兼講師を依頼(当時の担当者:松平先生より)されたのが、きっかけになったとのことです。
- 第一回目:桃太郎講座を開設(5月に開講し、直後にはNHKなどの取材があった)
- 2年目からは、講座名が、アクティブ人生企画塾(15名〜30名)となり、その後3年間継続されました。
- 5年間で約120名の修了生を生む。彼らが富山の元気を生む中核に育った。
- 現在は、市民塾の講座を主に担当
- 市民塾でのITサポーターの推進
今までは、物的資本(physical
capital)が重視されてきたが、今後の社会では精神的ネットワーク(社会的な繋がり、規範、信頼)がより重んじられるようになる。 社会組織の意識革命のためという様にサポーター活動をとらえ、市民活動をより豊かな人間関係との繋がりに求める。
富山の元気を育てる活動の数々
- 生涯人生企画塾(歌声喫茶):“喫茶「山小屋(後にロニアン)」“1回/月&勉強会と唄声
(約7年間継続)→後進に委託して、継続中です。
- 朝の知的生活塾:「喫茶ロニアン」にて、2回/月 第2&4木曜麻7時より勉強会を開催。5年半欠かさず開催し、現在も継続中。参加者は毎回15名くらい。
- 富山社会人大楽学塾(先生の活動の原点)
- 1999年に柳原先生がそれまでお勤めされていた会社(保険関係)を定年退職された後に開設された(現在5年目)。
- インターネット市民塾の開設に尽くす(富山県民カレッジとの相互協力を実施)
★元気な先生「柳原正年先生(社会人大樂塾主宰)」取材記(2)
富山社会人大樂塾の夢とモットー:
- 「青少年の夢がなくなる!それを、取り戻すために中高年が夢を取り戻そう!!」
- 若者との異世代交流を目指す。
- 夢実現に向けて様々な道具(活動)が必要となるが、インターネット市民塾もその一環といえる。
- 危ない(落ち着かない)社会を希望ある社会としたい。
- 夢を持つ社会人を作ろう。
- 生涯樂(学)習と癒しと志をもとう。
- 社会人に楽しく活力ある生き方をしてほしい。
- ちくじん富山(人材を蓄積しよう)←大学塾の業務内容のひとつとして提携
- 社会貢献ができる社会人を育てよう
- 自分らしさを発揮し、good luckな自分を目指そう。
- 皆で、元気で楽しく行きましょう。
- 「夢たまご」を大きく育てよう!「夢」を「たまご」に。そして大きく羽ばたかせよう!
- 「シニア生活情報アドバイザー」を現在までに50名以上養成したが、資格を取得された人達が、今度は、パソコンの使い方を広めるなど、様々な方面で社会活動の場を広めている。
- 笑いのトレーニングで夢ある生き方をしましょう。
- パソコンを高齢者の生きがい作りのために広めよう
- 初歩から動画を含めた高機能まで、使いこなせるよう、職業訓練の一環とする
- 仕事起こし(コミュニティービジネス)を目指しましょう。
- 但し、非営利、ボランティア、生活基盤を持って行動する
エコマネー(地域通貨)の推進
- 生涯学習の重要なツールとして位置付け
- 人間どうしのつながりの希薄さを取り除こう!
- ソーシャルキャピター(社会関係資本)として動く:豊かな人間関係と元気な高齢者などの一般の人達の社会参加をすすめるために活動をすすめる
- 心からの「ありがとう」の気持ちを伝える手だてとする。
- エコマネー登録者数は、現在約500名(実際の活動者は、約60名)
- 富山県後援の活動となる「元気富山」にも登録中。
- 元気シニア応援ネットでは、お役立ちクラブなどを推進しています。これは、通産省などにも関心をもたれ、推進を応援されています
- 地域コミュニティ流通型学習交換券であり、横社会型ネットが実現します。
- 特に値段のつけにくい活動に対してのありがとうの気持ちが大切。
- お金では解決できないことや、啓発運動などには、非常に有用となる。
- エコマネーを夢たまごネットワークや市民塾で活用し、会員同士の繋がりを深めよう
柳原先生の講座の紹介です(一部のみ!)
- 夢たまごネットワークで、チャンスの神様をゲットしよう!
- 自分の人生を企画しよう!自分探しとアクティブ人生企画
- 余暇エンジョイ度チェックをしてみましょう
- スクーリング(10月19日):笑いの研究、笑いと健康、その他いろいろな楽しみあり
これから開設を考えておられる講座(例)と今後の活動の方向
(例)温泉大好きネット
- ざぶんネットや、温泉街と提携する
- おかみに話をしてもらう
エコマネーの拡大
- 会員特典、語り部養成講座(加藤敏春)
- 観光ボランティアなどでの相互利用
- エコマネーで講座を受講出来るようにしていきたい。
- 割り引き券として利用
- お試し講座などにポイントとして利用(スクーリング&材料費は本人持ち)
- かわら版との提携(例:スクーリング場所を提供)
- 定量分析:誰とどこで触れ合ったか?
- 行政などに対してアピールできる
- 全国ご当地型の講座との連携の形をとる
- 広島などの他県の講座の掲示板やボランティア仲間との提携
- 車中心社会、IT社会をバーチャル系+人間系のある暖かい社会に!
柳原先生とお話をしていると先生の人生に対する熱い思いに引き込まれ、あっという間に時間が過ぎていきます。先生の活動の幅広さには、圧倒されます。いつまでも(死ぬまで)元気で楽しく過ごせることが、本当に人が人らしく生きたことになるのではないでしょうか。人は、ひとり静かに過ごす時間も大切ですが、やはりひとりでは生きられません。多くの人とコミュニケーションしながら、過ごしたいものです。エコマネーの活用は、そのための大切な手段のひとつといえます。みなさんもいろいろと挑戦してみませんか?
|